里親さんからの声
引き取り先が見つかった保護猫たちの近況や、
里親さんからいただいた
メッセージなどをご紹介いたします。
きなことおもち
きっかけは、里親を探しているポスターを見て興味を持ったことでした。
猫は飼ったことがありませんでしたが、猫が好きで、ただ子猫を見てみたい! という軽い気持ちから見させていただくことに。そこで保護されているたくさんの猫たちを見て、保護猫という存在を知りました。
見せてもらった猫たちはきょうだいで保護された子が多く、私が一目惚れした子にもきょうだい猫がいると聞きました。
「ぜひきょうだいで一緒に飼ってもらえませんか?」
と言われましたが、猫を飼ったことがないのに2匹も飼えるのか、しかも最初はパパの反対もあり、引き取ることを悩んでいました。
しかし、ボランティアの方に「多頭飼いの方が猫同士で遊べるから寂しくないよ」と言っていただいたことや、2匹でずっと寄り添って不安そうな顔をしているのを見て離れ離れにすることがかわいそうに感じ、なんとかパパを説得して2匹で我が家に迎えることにしました。
トライアルで家に来た最初の日、ずっとくっついていてケージの隅にいた2匹も、どちらかがちょっと前に出るともう1匹もついてきて。2匹で力を合わせてちょっとずつ慣れてきてくれました。
今では2匹で転がり回るほど走り回ったり、怪我をしてカラーをつけている子がいればもう片方が一生懸命毛づくろいをしてあげたり、いたずらをするのもお昼寝するのもずっと一緒です。
獣医さんにも「きょうだいで一緒にいられるなんて幸せだね」と言ってもらい、この子たちの幸せを守ることができてよかった、と感じています。
野良猫として生まれ、幸いにもボランティアの方々が救ってくれた大切な命。
わたしたちがその思いを引き継いで大切に守っていきたいな、と思っています。
「命をお金で買わないで」
5年ほど前に見かけたポスターです。お金儲けのために産むことを強いられる犬猫の存在、多くの犬猫が殺処分されている現状を憂いてのものでした。
当時、ブリーダーから購入していた柴犬を飼っていた私には、胸に刺さる言葉でした。そして、「決して命をお金で買うことをしない!」と決めました。
ブリーダーの手によって望まれて生まれた命も、大切な命に変わりはありません。ただ私は、「求められずに生まれた命」を守りたいという気持ちになりました。
我が家には、4匹のニャンコがいます。
1匹目は、知人の家で生まれた猫です。
2匹目は、保護猫です。ネズミ捕りにかかっていたところを、親切な人が病院に連れてきてくださり、保護されたそうです。その時の、体は泥だらけ、目には膿が溜まっているという無残な姿の写真を見ると、今でも涙が出てきます。保護されなければ、亡くなっていたでしょう。
3匹目、4匹目はかみひらま保護猫クラブさんから譲っていただいた姉妹猫です。
我が家の保護猫3匹は、人間から疎まれることもある野良猫の命を守ろうとしてくださった方々からいただいた、かけがえのない命なのです。
そんなかけがえのない命に囲まれて生活している私は、幸せいっぱいに日々過ごしています!